116 蝸牛(かぎゅう)

 部屋の名前の由来
山伏が藪の中で寝ていると、長寿の薬になるという蝸牛(かたつむり)を取って来いと命じられた太郎冠者が来て、山伏を蝸牛と取り違える。
山伏は面白がって蝸牛になりすまし太郎冠者と二人で囃して浮かれる。迎えに来た主人も「蝸牛じゃない」と注意するが、最終的には囃子物のリズムに合わせて一緒に浮かれてしまうという話。