2019年10月29日
今年は天候が不安定ですね。昨日は非常に暖かで「秋日和」と、ほっとしたのですが、今日はまた朝から雨でとても寒く感じます。どのタイミングで、館内の冬支度をすればよいのか非常に悩みます。・・・と悩んでいましたので、まずは安全祈願も考えて、本日暖炉に火入れをいたしました。みなさんご存知ですか?日本には古くから、「こたつを出すのは亥の日、戌の日」という迷信?があるんです。調べてみたら、11月の戌の日は見事に仏滅と重なっていましたので、急遽「亥の日=大安」の本日としました。
「亥」とはご存知の通りイノシシです。イノシシは摩利支天(マリシテン)と読み、仏教の守護神、炎の神の神使といわれるところから、「イノシシは火を免れる(火災が起こらない)と考えられているのですね。また、五行思想の中で当てはめると、「亥」は水に当てはまるそうです。陰陽説では院に当てはまることから、火を制御すると考えられているとも言います。
全て違い方面での思想なのに、やはりどこかではつながっているのでしょうね。同じ考え方の思想がもとで一致しています。これから火を扱う季節、安心して過ごしていただくことができるよう、私たちも気を付けて取り組んでまいりたいと思います。