2022年12月20日
忘年会。
社員のこんな笑顔をまじかで見ることが出来てとても幸せです。数カ月前、接客部部長と話をして居る際、「昼神温泉の他旅館さんを知らないから、行ってみたい」という声があります。と話を聞きました。
長野県の県民割が実施されている頃の話で、その時、「よし、実行しよう!」と決断し予定をいたしました。が、新型コロナ感染症の人数が増えてきたという毎日のニュースが気にとまるようになり、その内、スタッフ間でも身内が感染したため濃厚接触者で自宅待機者が続きました。その為、悩みながら1種間前のタイミングでキャンセルを決断。
それが昨日、実施することが出来ました。しかも、最初は予定になかったのですが、「全国旅行支援」の恩恵を受けられる事となり、ほぼ全員が格安で宿泊する事が出来ました。宿泊付きは安心してアルコールを頂く事も出来ます。若い子の立場で考えてみたら、平成に生まれているスタッフにとって、温泉旅館、団体会食、という経験は新鮮で特別なのも無理はないですよね。
幹事が計画してくれた進行も楽しかったです。ビンゴゲームと1人500円以内で用意をしてきたプレゼント交換。
こうして様子を描いていて「ふっ」と気が付きます。昭和を経験している私世代は、旅館の仕事で経験した多くはこうした団体旅行です。当時の団体旅行と比較すると、随分品が良いのではないかしら。と思いますね。私たちの時代はカラオケ、後輩たちの余興、先輩へのお酌、とそんな姿の時代でした。
若いスタッフが乾杯後のおしゃくに回るという姿はもう当たり前ではありません。これも「宴会ブーム」時代に生まれた文化なのかもしれませんね。役職が付き立場が出来た者が、おしゃくに来てくれる事でコミュニケーションの切っ掛けとなったり、純粋に「嬉しい」「かわいい」という気持ちになる事が今になってわかるかもしれません。
強要する姿勢ではありませんが、これも一つの日本の姿であり、消えゆく姿かもしれません。・・・宴会がスタートしてしばらくすると、自然と共に過ごす仲間との時間を親密にしたいと思うと、御酌をしながら相手の席に向かう姿も現れます。同じ行動であっても、受け取る側の意識できっと意味が全く違うものになるのかもしれませんね。
「経験」は全て自分自身の幅を広げる「学び」になります。昨日の時間が、いろんな立場の人たちを理解し、想像できるようになり、お客様の気持ちをつかみ取れる魅力ある接客へと結びつく事だと思います。
今回当社を受入れてくださったホテル吉弥さんに、心から感謝いたします。会社の方々が私たちをお待ちくださっていたという気持ちが伝わってきました。とても心地よく安心して過ごさせていただきました。「目は口ほどのモノを言う」と言いますし、マスクをしていても、人との距離感、親密度、好感度、はきちんと相手に伝わる事を実感いたします。
語りつくせない事ばかりですが、本当にありがとうございました。