2023年06月08日
ひるがみ温泉から車で40分程の所に喬木村があります。そこでは江戸時代から続く阿島傘という文化が継承されております。七夕風鈴期間中、石苔亭いしだでは1000個の風鈴が生出す清らかな空気のなか、モーニング珈琲を味わいにお出かけいただけます。
地元の産業の様子を感じながら、茅の輪をくぐり半年の穢れを払いながら、これから暑くなる夏を元気に過ごしていただけるよう願います。
阿島傘は、なんと阿智村が発症だと言われています。江戸時代、阿智村浪合の関所を管理していた知久氏が阿島(喬木村)に陣屋を構えており、阿島の産業として生活になじんでいったようです。浪合の関所を訪れた旅人が、世話になったお礼にと傘の作り方を伝授されて行かれたのだそうです。
100件程あったと言われる阿島傘の担い手も、現在は70歳のおばあ様ただ1人となってしまっているようで、ひょっとするとこのまま消えて行ってしまうかもしれない文化です。ここまで続き、生活を助けてきた阿島傘の優れた文化を、出来るだけ多くの方に知っていただく事が、私達、石苔智いしだを通じて出来る事だと思っています。