2017年06月11日
辰野のほたる祭りが始まりました。
昼神温泉から車で中央高速道路を約60分走っていただいたところにあります。
まだご存じない方がいらっしゃいましたら、是非お勧めします。
ホタルを写真には撮れませんが、すっごく感動的な景色をご覧いただくことができます。
今年は少し気温が低く、寒かったのかホタルを簡単に捕まえることができ、おとなしく体にとどまっていてくれるというサプライズ。
ホタルも寒いのですね・・・
明治初年頃まで、上流の川岸(岡谷市)から下流の荒神山にかけての天竜川一帯はホタルの名所として知られ、いたるところで群飛が見られたといいます。その後水質汚染、自然破壊、盗みなどあらゆる条件の時間を過ごす中、ホタルが天竜川河川から消えてしまう危機が音連れたといいます。そして昭和23年6月、戦後の経済復興の中で「ほたる祭り」が復活、翌24年には、商工会によって「辰野音頭」と「ほたる小唄」 が制定されるなど、祭りは盛大に開催されるようになったのです。しかし、自然はあまりにも失われていて、ホタルの発生も戦前とは比較にならないほど減っていたようです。
現在の辰野のホタルの美しさは、私が20年ほど前にほたる祭りに参加した時とは比べ物にならないほど、ホタルの数といい環境の整備といい整えられています。町の皆さんの努力がうかがえ、本当に敬意をはらいます。
地域の方の力と気持ちというのは宝ですね。
そんな背景も知っていただき、より楽しく見ていただけると嬉しいです。