2017年10月15日
先日当館の31膳に興味を持っていただき取材に来てくださいました。主人と一緒に石苔亭いしだの仕事をしていたころ、十数年前に考案した朝食です。別名「短歌膳」と呼んでいます。「木賊刈る 園原山のこの間より みがかれいづる 秋の夜の月」 源 仲正 が詠んだ歌です。
朝から31種類のおかずを考えられたもので、なかなか内容の変化は正直難しく、リピーター様の多い当館では継続して出し続けることは効果的なことではなかったため、数年前に定番メニューから姿を消しました。現在は、石苔亭いしだの裏メニューとしてご紹介させていただいています。ご要望の際はご予約時にご相談頂くようお願いいたしております。
「木賊刈る 園原山のこの間より みがかれいづる 秋の夜の月」 源 仲正 が詠んだ歌です。この昼神温泉が位置する園原という土地で見る月が名月だと詠ったものです。 31膳とは短歌の31語ともかけてあります。また白いまん丸のお皿は名月ろいわれた月にも見えますよね。
写真は旅館から車で15分ほどのところにあります。東山道としても歴史深い園原の地、古今和歌集にも出てくるほどの歴史を少しだけ感じてみませんか?