2019年06月26日
いよいよ7名の新入社員全員そろっての令和元年、社員旅行に出発です。
朝は7時15分集合であったこと、寮に住んでいる子たちが多いということ等に気遣いをしてくれた石苔亭いしだの板場から、朝ご飯の差し入れです。早速バスの中でビールを片手に・・・・いただきます。
道のり約4時間の移動。バスのサロン席では早速親睦が深まっているようです。なんと、写真真ん中の笑顔の彼は、集合時間に「今起きました!」と、旅行の朝早々に遅刻をしてしまった彼です。楽しんじゃってますね~。
金沢に到着です。金沢に来たことがある人は?と聞いてみると、23名中わずか3名ほどでした。私は中学生の時、走り高跳び県大会に入賞し、次の北信越大会に参加させていただいた時、新幹線に乗って金沢に来た記憶があります。新幹線開通の時の大賑わいイメージが強かったですが、少し変わってきているようにも感じました。
お昼は加賀屋 金沢店でいただきました。そういえば、昨日JTBの会議で、加賀屋の社長様とご一緒でした。加賀屋さんのご活躍は同様者として大変刺激になります。そんな観光地としても、温泉地としても、歴史の浅い昼神温泉で商売をするものとして、金沢は大先輩であり、雲の上の存在感を感じている地です。
板場からのサプライズ朝弁当と車中の中のビールとお昼とでお腹一杯のはずなのに、食後すぐ金箔アイスを見つけて食べようとしていたところを発見!「金」とは、不思議と気分が高まる感じですね。
鶴仙渓川床でスイーツを体験。こおろぎ橋が工事期間中で見ることができなかったのは残念ですが、あやとり橋、ちょっと感動しました。こんなS字の橋を考えることができるなんて素敵です。歩いて楽しく、景色が一段と素敵に見えるのはなぜだろう。
滝がとても効果的に演出をしてくれます。空気がところどころ違うのがわかる。一緒に移っているのは、社員旅行の幹事さん。本当にお疲れ様です。本当は入社1年目の社員を感じに迎え、次年度の社員旅行計画のために学ばせるところなのですが、幹事さんって実はとても重要なんです。幹事さんの仕切り次第で旅行の満足度と会社の質が問われてしまいます。会社を代表するものとして、とても気になるところなんです。だから今年も頼ってしまいました。本当に感謝します。お二人とも、お疲れ様です。そして2日間よろしくお願いいたします。
そして私は見ているのですよ。社員旅行を楽しんでほしいというのももちろんですが、会社を離れて、違った環境で長い時間一緒にいる事で、社員間での学びはたくさんあります。先輩が教える教え無いではなく、人として、相手への気遣いという事へ当たり前に心が向くかどうかです。願わくば、幹事さん2人に対しても私たちは当たり前ではなく、できる姿勢があるということ。特に、幹事さんよりも若い方々は、そうした気づきが必要です。
何かを満足な結果に終わらせようとするとき、片一方だけの気持ちでは完全な満足にはならないものです。お互いのされげない思いやりが絡み合って、豊かな時間に変わってゆくもの。ご宿泊をされるお客様も同じです。決してもてなす側の姿勢を「当たり前だ」などという態度ではいらっしゃいません。
本来そうであるとしても、そこにはゲストとしてのマナー、や人としての信用度が伴い、ホスト側への「ありがとう」の姿勢を大切にしてくださいます。だからこそ、素敵な時間になるのですよね。そしてこうした精神は、お茶(茶道)の世界観と同じです。どんな状況の中でも、たとえ対象とするものが人でなく、自然だったとしても、相手やその対象を思いやれる心、いきな計らいという姿勢が理解できることが、石苔亭いしだのオモテナシにもつながり、日本人が魂として備えもっていてほしい感覚だと私は感じています。
今までの生活環境等で、その感性が弱っていたり、気づけないままでいたり・・・、ということはあるものです。私はかかわる人たちは皆、石苔亭いしだを通じて、本来持っている魅力的な感性を甦らせ、覚醒するような奇跡を期待してしまうのです。優しい関係は、暖かで優しくて安心できる環境の中でどんどんと広がってゆきます。そんな環境を生み出したいです。
さあ、幹事さんの大変さを少しでも理解し出来、何か行動に出せた人はいるかしら・・・?なんて言っている間に、宿泊施設に到着いたしました。和装の皆様が迎えてく出さいました。この姿、石苔亭いしだも似ていますよね。改めてお客様の立場になって見つめなおせる、新鮮な経験をさせていただきました。
久しぶりに20名を超えるメンバーでの社員旅行。無事宿に到着です。素敵な風景と、上品で開放的なロビーが旅の疲れから少し解放してくれ、安心感が湧くようです。厨 八十八様、お世話になります。
幹事さんの手作り 旅のしおりをご紹介。