2017年11月28日
長年頑張ってきてくれた当社のボイラーをいよいよ寿命が来ましてこのたび新規取り替えを行うことになりました。
以前から課題にと意識はしていたのですが、代表者となったばかりの当時の私にはほかにもわからなかったことを知り、答えを決めてゆくという学ばなければならない事ばかりで思うように勧めてこれませんでした。が、今年の初めから約1年間、たびたびボイラーの悲鳴が伝えられるようになり、いよいよ後回しにできない状況と判断しました。きちんと課題に向かい合えば、いろいろがわかってくるんですね。
相手は機械ではありますが、長年石苔亭いしだの温泉や給湯を担ってきた立派なワークロボットと思うと、会社やお客様のことを思って、最悪の状況になる前にと私たちへきちんとサインを送ってくれているのだろう・・などと想像の世界を描き、施設の一端を担う設備にも情が湧き感謝の気もちがこみあげるのを感じます。日本やアジアの文化として自然崇拝、つまり「すべてのものに神が宿る」という精神があるというのを聞いたことがあります。今の私はそれでしょうか・・・・?
今日は、来年1月に予定している工事に向けて、9月ごろ先行して取り換えを行っていた給湯のボイラー撤去を行ってくださいました。年季を感じますよね。これを見て情がわかないはずがありません。苦労を共にしてきた設備です。それに、不具合もあった際は、ずいぶん悩ましてくれた奴らです(>_<)
それにしてもすごいですよね。見かけない方々が作業を行っていましたので伺いましたら、こうした重たいものや移動困難なものを専門に扱う「トビ」の方々なのですって。そんな職業があるということすら知りませんでした。かっこいいです。世の中、いろんな方々がいろんな知恵を出して仕事にしたり、人の役にあっているのですね。すべて人が考え出していることです。しかも、その根幹には「金儲け」ではなく「人に必要とされるかどうか」が基本のはずです。「人の役に立つ」「社会に必要とされる」こうしたものでなければ、仕事につながるはずがなく、結果「金儲け」につながらないのです。なんだか、「命を持って生まれた意味」「生きる意味」そのすべてに理由づくようにも感じますね。